R-TYPE ??
IREM-STG
R-TYPE ⊿(アールタイプデルタ)
ただ波のように
漂うように流れついた星
ソレは一個の生命の如く
鼓動を刻み始める。
存在するはずのない自らの存在を
主張するかの如く・・・
確かな真実此処に有り
誰も抗うことのできぬ
絶えざる奏べが此処にある。
ココは輝ける地球―――
1.休息 -REST-
西暦2163年。バイド帝星の中心域に存在する悪の根源の破壊に成功した
異層次元戦闘機R-9"アローヘッド" は、任務遂行後、
空間の歪みをただよっているところを巡洋艦クロックムッシュによって回収された。
クロックムッシュは、次元トンネルを抜けて太陽系へもどり、
地球の衛星軌道にある宇宙要塞アイギスへ無事に帰還。
バイド壊滅、そしてR-9が帰還したとのニュースを聞き、
歓声または安堵の息をついた。
・・・2ヶ月後、要塞アイギスでは対バイド戦用兵器の凍結作業に入った。
傷ついた英雄R-9アローヘッドは修復もされないまま、
アイギス内の格納庫に保管された。
翌年3月、要塞アイギス一時封鎖。残存部隊として残されたのは、
わずか一個小隊のみであった。
2.観測 -OBSERVE-
中央アジアの山岳地帯にある天文台は、大気圏突入で燃え尽きる隕石群の中に、
異常高温に達しながらも大きさが変化することなく
落下しつづける幾つかの物体を捕捉。
観測員達は一瞬どよめいたが、物体の元々のサイズがあまり大きくないことと、
地上から15,000mの高さに達した辺りで小さくなり出したこととで、
彼らの関心から外れてしまった。
事実、その16秒後にはセンサーで捉えられなくなっていた。
3.異変 -EMERGENCY-
幾つかの都市で電子制御兵器が暴走。山岳部では異常熱反応あり。
さらに、R-9アローヘッドとともに宇宙要塞内に封印されていた
投下型局地殲滅ユニット・モリッツGの地上への投下が確認された。
4.出撃 -SORTIE-
モリッツGは、アジアのとある市街地に落下。
惑星破壊プログラムは現在のところ機能していないものの、
それ自体がそなえる自己防衛システムにより何者も寄せ付けない。
第一級非常態勢となり戦闘機が向かうも歯が立たず、
テスト機であるR-9 DELTAまでもが作戦に駆り出される事になる
西暦2164年、後のサタニック・ラプソディーと呼ばれる事件である。
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