独占

　保健教諭の真理子のみ意味無し非処女で、エロはすべて対主人公のみ。
　男キャラがわんさか登場し、主人公の親友その1の吉田は真理子に、その2の野中は育乃に惚れており、
　吉田は大してアプローチも出来ない純情派だが、逆に野中は主人公に育乃との
　デートをセッティングしてくれるように頼んできたりとかなりの行動派。しかし、二人の恋が実ることはないので問題外。

　問題は序盤に転校してくる間宮セロ。コイツは主人公の正体を知っていてライバル意識を持ってる為、
　主人公の情報を聞き出そうと口の軽そうな育乃に近付き、序盤から中盤にかけては、
　いかにも寝取りキャラっぽいセロが育乃と一緒に居るところを頻繁に目撃することに。
　その際にセロがニヤニヤ笑いを主人公に向けるなど、エロゲ的に”いつ寝取られてもおかしくない”ような雰囲気が漂ってる為、
　プレーヤーとしてはかなりヤキモキする。しかし、蓋を空けてみればセロも案外根は良いヤツだったりして、
　結果的にNGに抵触しそうなことは一切起こらない。
　
　ぶっちゃけ、完全独占といえるのは亜紀くらいなもので、どのヒロインにも気に食わない要素があるので以下に後述するが、
　若干ネタバレも含んでいるので注意。

（※微妙にネタバレ）

堀　彩香
　三年ほど前に、学校帰りに不良たちから乱暴される寸前だったところを主人公に助け出される（制服が乱れた程度）。
　その際に主人公がとても強いことを知った彩香は、高校で格闘技研究会に入部させられた主人公が活躍してくれることを
　一方的に期待する。そして優勝候補の黒龍学園との練習試合の日、どうしてそうなったのかはわからないが、
　主人公が試合に負けたら黒龍学園の奴らとデートをするという約束をしてしまい、心配をかけたくないからと主人公には
　その事を明かさず、ただひたすら「私の為に勝って！」と懇願する。しかし、目立つわけにはいかない主人公は
　手を抜いてわざと負けてしまい、賭けに負けた彩香は後日単身黒龍学園に向かう。そんな賭けのことは露知らない主人公は、
　デート当日にその賭けの事を聞かされ、雨の中彩香を探すが夜になっても見つからず、家の前に戻ると幽鬼のように雨に濡れた
　彩香が現れ、主人公とすれ違い様に「初めてのデートだったのにな･･･」と全てがもうどうでもいいかのように呟く。
　実際のところ、彩香は黒龍学園のヤツラにキスを強要されたりしたらしいが、あと少し遅れたらどうなっていたかわからないところで
　吉田が助け出した為、何もされてはいない。

堀　育乃
　子供扱いされるのを極端に嫌い、間宮セロが最初言い寄って来たときには「アイツなんなの！」とうざがっていたが、
　主人公から「間宮は危ないヤツだからもう会うな」と決め付けで忠告された事に腹を立て、更にはとある件で主人公と大喧嘩した為、
　反発するように昼休みなどは必ず間宮セロと一緒に居るようになる。主人公は育乃が誰と付き合おうとどうでも良かったが、
　間宮だけはヤバイと何とか二人を遠ざけようとする。

大野　エリ
　育乃の勧めでテニス部に入部し、野中の指導もあってメキメキ上達していく。
　友達が育乃しかおらず、野中から優しくされたことで野中に対して少なからず思っていたっぽいエリだったが、
　その野中は育乃に夢中で、育乃とのとある一件で落ち込んでいた野中に声をかけたところ、冷たい言葉を吐かれて落ち込む。
　そこへ主人公が兄のように優しく接してフラグが立つ為、実際エリが野中のことをどう思っていたかは定かではないが、
　展開がモロ寝取りっぽい。

金田　真理子
　色々と教えてくれた先輩に惚れ、後を追うように研究所に入所。しかし、ルートに入るとその先輩が殉職してしまい、
　悲しみにくれる真理子は慰めてくれるなら”誰でも良かった”という程度の理由で主人公を誘惑してくる。