さかしき人にみるこころ
◎処女・独占
ヒロインの亜利美は〝近寄りがたいオーラ〟が出ていることで有名。
それ故男っ気はおろか、仲の良い女子も極わずか。
その姿勢は終始かわらず、主人公以外の男と関わるシーンは皆無に近い。
キスもセックスも、お互いにはじめての相手。
メインヒロイン並に存在感のある〈どんちゃん〉こと紀子には、実は社会人の彼氏がいて、
物語終盤には両親公認の婚約関係を結ぶ。(彼氏の登場はなし)
序盤、この子の登場シーンがかなり多いので、多少なりとも感情移入した人はイラっとくるかもしれない。
が、あくまでサブキャラなので、主人公とヒロインが結ばれてからは、登場回数もめっきり減る。
ちなみに、主人公は紀子に対して、恋愛感情のようなものは一切もっていない。
《個人的レビュー》
ただ結ばれてイチャイチャして終わりかと思ったら、意外にもしっかりとした一本のストーリーになってた
付き合うまでの描写も丁寧で、恋人関係になってからも、そこそこ甘い日常を見せてくれる。
イチャイチャするシーンは多いけど、こんぶのような、べっとりあまあまなやり取りは少なめで
狼と香辛料のホロとロレンスのような、言葉遊びの応酬でイチャイチャするシーンが多かった。
どうでもいい蘊蓄ネタで長さを稼いでるとこも多いけど、値段を考えるとボリュームも満足できる。