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USB起動 4.1b版

IPnuts

USB起動 4.1 Server版

IPnutsを利用する場合、通常CD-ROMから起動しますのでインストールは必要ありませんが、ハードディスクやCF、USBディスクにファイルをコピーして起動することもできます。

USBディスクへのインストール 概要

USB接続のメディアとして、近年USBメモリが手ごろな価格となりに広く普及してきています。 また、USB接続のHDDのケースキットや、CFなどのアダプタなどUSB経由でのメディアへの接続は多種に渡っています。 IPnutsではこれらのUSB接続のメディアはすべて同じように扱われます。ここでいうUSBディスクとは、USBメモリだけでなくUSB接続のハードディスクやUSBのアダプタ経由でセットされたCFなどを含みます。 USBインターフェースは最近のほとんどのパソコンのメインボード上に実装されていて、USBディスクからIPnutsを起動させると、パソコン本体には外部周辺機器が一切不要になりシステムがシンプルになることで、高耐久性と低電力化を実現することができます。

ただし、本体のパソコンによってはUSBからの起動をサポートしていない場合も多く有ります。USBディスクから起動させるためには、BIOSの起動選択で"USB-HDD"が選択可能である必要があります。 "USB-ZIP"タイプのインストールもありますが、ここでは対象外とします。また、USBディスクのデバイスの種類、特にCFやUSBメモリの種類によっては起動できないものも有りますのでご注意ください。

IPnuts4.1 CD-ROMのパッケージは90MB程度あります。起動に使用するUSBディスクの容量はそれ以上必要です。インストールするパーティションはFATでフォーマットされて、起動可能になっている必要があります。USBメモリやCFなどは通常FATでフォーマットされているので、そのまま使用できます。パーティションやフォーマットが不明な場合は事前にWindowsなどでフォーマットしておくか、または、インストール手順の中で作成するようにしてください。

USB起動ディスクの作成

CD-ROMで起動

まず、通常通りCD-ROMとブートディスクをセットしてパソコンの電源を入れます。安全のため、ブートディスク以外の機器はすべてはずしておくことをお勧めします。

USBディスクを接続

起動に使用するUSBディスクを接続します。ブートディスクがUSBディスクであれば、そのまま、そのUSBディスクを起動に使用することができます。別のUSBディスクを使用する場合は、ブートディスクをはずしてから起動に使用するUSBディスクを接続してください。

syslinuxをインストール

rootでログインしてsyslinux を実行します。使用するUSBディスク以外に機器が接続されていなければ、USBディスクのデバイスは/dev/sdaになっているはずです。Alt-F4 で画面を切り替えて、USBディスクを抜き差しするとログが画面に表示されますので、認識されたデバイスを確認することができます。画面を元に戻すにはAlt-F1 を押します。また、fdisk やcfdiskでパーティションとフォーマットを確認してください。 パーティションのタイプはFAT16(06)で起動可能になっている必要が有ります。フォーマットされていない場合はmkdosfs でフォーマットしてください。また、mbr(マスターブートレコード)が壊れていると思われる場合は、install-mbr でmbrをインストールできます。

次のコマンドは、デバイス/dev/sdaの最初のパーティションにsyslinuxをインストールするものです。デバイスやパーティション番号が異なる場合は適切なデバイスを指定してください。

#syslinux コマンドを実行すると、USBディスク内にldlinux.sys というファイルができます。削除しないように注意してください。

デバイスをマウント

CD-ROMからUSBディスクにファイルをコピーする前に、CD-ROMとUSBディスクをマウントします。

#mount #mount ファイルをコピー

次のディレクトリおよびファイルをCD-ROMからファイルをUSBディスクにコピーします。

isolinux内の次のファイル
linux*
root*
syslinux*

packagesディレクトリ

system.def ディレクトリ

コマンドは次のとおりです。

#cp #cp #cp #cp #cp

IPnutsでは起動時にFATでフォーマットされているブートディスクを自動検索しますが、パーティションが1番目でない場合は自動検索されませんので、コピーしたUSBディスク内のsyslinux.cfgを編集してブートディスクのデバイスを指定する必要があります。 ここで、ブートディスクを指定すると検索の優先順位を上げることができます。 また、FATでフォーマットされているデバイスが複数システム上に存在する場合も、syslinux.cfgを 編集してブートディスクを指定する必要がある場合があります。エディタのコマンドはe3です。Windowsのメモ帳のように使用できます。viに慣れている場合は、機能制限されますがviも使用できます。

#e3 /mnt/syslinux.cfg bootパラメーターを指定するので、"append"で始まる行の最後に次の項を追加してください

boot=/dev/デバイス名:vfat

"デバイス名"のところに適切なデバイス名を指定して編集してください。保存するときはCtrl-S 、終了するときはCtrl-Qを押してください。

アンマウント

マウントしたデバイスをアンマウントします。

#umount #umount アンマウントが終了すれば、USBディスクは本体からはずすことができます。

以上でUSBディスクへのインストールは終了です。USBディスクで起動するパソコンのBIOSで"USB-HDD"をから起動できるように変更し、インストールしたUSBディスクを差し込んで起動してください。

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